冬の瀬戸内・四国旅モデルコース。空気が澄んだ冬だからこそ見られる、寒霞渓の絶景、道後温泉の癒し、静かな島旅を提案。

冬の澄んだ空気に包まれる瀬戸内は、海も空も輪郭がくっきりと際立ち、一年で最も美しい「非日常の絶景」が広がります。

そんな特別な季節にこそ訪れたいのが、四国と小豆島。穏やかな海を渡る静謐な島旅、荘厳な神社仏閣の静寂、湯けむりが恋しい名湯、そして冬にしか味わえない旬の海幸。心と体が求める「癒やし」の要素がギュッと詰まったこのエリアを、心ゆくまで楽しめるおすすめ観光スポットを【5つのテーマ】でご案内します。

【１】小豆島 — 冬の陽光が磨き上げる、静寂のリゾート

出典：寒霞渓ロープウェイ

寒霞渓ロープウェイ：冬の空気で際立つ「瀬戸内海の宝石」

渓谷を縫うように進むロープウェイからは、多島美と呼ばれる瀬戸内海の島々まで一望できます。特に冬は空気が澄み、遠くの本州まで見えるほどの視界の良さが魅力。穏やかな陽光が岩肌と海に作る陰影が、瀬戸内屈指の絶景をさらに際立たせます。

■公式HP

https://www.kankakei.co.jp/

エンジェルロード：輝きを増す「恋人の聖地」

干潮時に島と島が繋がる幻想的な砂の道。冬の早朝や夕暮れ時は、空の青さが極まり、砂浜と海の色がより鮮やかに。静かに愛を誓う静謐なロケーションとして、最高の冬の思い出を作れます。

冬の滞在におすすめ：「シータイガーアイランドイン小豆島」で贅沢な静寂を

出典：シータイガーアイランドイン小豆島

賑わいが落ち着いた冬の小豆島で、心解きほぐれる静かな時間を過ごすなら、絶景リゾートマリンホテル「シータイガーアイランドイン小豆島」への滞在をおすすめします。

1. 全室オーシャンビューの静かなコテージ

瀬戸の秘境に佇むこのコテージは、全室オーシャンビュー。窓一面に広がるのは、凛とした冬の空気が磨き上げた瀬戸内海の絶景です。和室と洋室が合わさった落ち着いた空間から、誰にも邪魔されない静かな海を眺める贅沢な時間を独り占めできます。夏はマリンアクティビティが賑わいますが、冬は潮騒だけが聞こえる穏やかな時間が流れます。

2. 愛犬と泊まれるコテージも完備

愛犬家にとって嬉しいことに、ペットと一緒に泊まれるコテージが3棟用意されています。小豆島への愛犬との旅行も諦める必要はありません。自然に囲まれたプライベートな空間で、愛犬とともに癒やしのひとときをお過ごしください。

3. プライベートビーチと多彩な体験

施設前には透明度の高い海が広がるプライベートビーチがあり、人目を気にせず散策を楽しめます。また、ご自身の船で海からエントリーできるほか、バーベキューやトレーラーハウスでのグランピングなど、冬ならではの特別な滞在体験が可能です。美しい海と自然に囲まれた環境で、心ゆくまでリラックスしてください。

出典：シータイガーアイランドイン小豆島

【２】香川 — 湯気を楽しむ讃岐うどんと、古都の静謐

出典：【公式】特別名勝 栗林公園｜香川県観光協会公式サイト

栗林公園：一歩一景。雪吊りが美しい特別名勝

「一歩一景」と称される国指定特別名勝の大庭園。雪こそ稀ですが、静寂のなかで池や松の風情が際立つ冬は散策に最適な季節です。凛とした寒さの中、松の「雪吊り」が施される景観は、日本の美を深く感じさせます。

■公式HP

https://www.kankakei.co.jp/

讃岐うどん：冷えた体を芯から温める冬の馳走

冬の旅の楽しみといえば、温かいグルメ。冷えた体を温めてくれる名物うどんは、特に「釜揚げ」や「かけうどん」の湯気立つ姿が冬ならではの魅力です。温かいうどんをすすりながら、旅の疲れを癒やしましょう。

金刀比羅宮：澄み切った空が広がる天空のパワースポット

「こんぴらさん」の愛称で親しまれる香川屈指のパワースポット。長く続く石段を上りきった先には、瀬戸内の雄大な眺望が広がります。冬の澄んだ空気は、階段を上りきった後の達成感と爽快な眺めを格別なものにします。

■公式HP

https://www.konpira.or.jp/?stageID=hp_home&language=JAPANESE

 

【３】愛媛・松山 — 日本最古の湯と、歴史感じる温泉街での滞在

出典：松山城（冬）、松山市、CC BY 4.0（外部サイト）

松山城：瀬戸内の多島美を一望する天守閣

標高132mの城山に建ち、城と城下町の風景が一望できる人気観光地。冬の澄んだ眺望が美しく、天守からは瀬戸内海から遠くの山々までくっきりと見渡せます。

■公式HP

https://www.matsuyamajo.jp/

道後温泉：日本最古の湯で心と体を温める

日本書紀にも登場する歴史ある名湯、道後温泉。特に冬の滞在は、冷えた体を芯から温め、旅の疲れを完全にリセットしてくれる最高の時間です。街全体が温泉旅館として機能するような情緒あふれるエリアで、ゆっくりと湯めぐりや温泉街の散策を楽しむのがおすすめです。

おすすめ滞在：静かな冬の道後温泉街で過ごす時間

道後温泉エリアには、老舗旅館から現代的なホテルまで、趣の異なる宿泊施設が揃っています。賑やかな観光シーズンとは異なり、冬の静かな道後温泉街は、ゆったりとした時間の流れを感じさせてくれます。

＜道後温泉エリアのおすすめポイント＞

• 本館・別館での湯めぐり: 趣の異なる浴場を巡り、湯治場としての歴史を感じられます。

• 早朝の温泉街散策: 湯気が立ち込める幻想的な風景と、静寂に包まれた街並みを独り占めできます。

• 伝統工芸と愛媛の美食: 宿泊施設で楽しむ郷土料理や、街中の土産物屋で出会う愛媛の温かい工芸品も、旅の楽しみを深めます。

■公式HP

https://dogo.jp/

出典：道後温泉

【４】高知 — 秘境のぬくもりと、清流が生み出す幻想風景

出典：一般社団法人 四万十市観光協会

四万十川：朝霧に包まれる「日本最後の清流」

「日本最後の清流」と呼ばれる四万十川。冬は水面がより透明に感じられ、特に早朝に発生する「朝霧」に包まれる光景は、息をのむほど幻想的です。増水が少ない季節のため、沈下橋の穏やかな景観も楽しめます。

■公式HP

https://www.shimanto-kankou.com/

馬路村（ゆずの里）：香り豊かなゆず鍋で体の中から温まる

清流・安田川沿いに広がる「ゆずの里」。冬は香り豊かなゆず鍋など、体を芯から温める冬の滋味が味わえます。山里のあたたかさと、ビタミンCたっぷりのゆずの恵みに出会える癒しエリアです。

■公式HP

https://vill.umaji.lg.jp/

【５】徳島 — 迫力の自然遺産を独り占めする

出典：徳島観光情報サイト

鳴門の渦潮：冬の潮の流れが生む、一段上の迫力

自然が作り出す雄大な渦潮は、潮の流れが速くなる時期があり、冬の澄み渡った空と海の色が加わり、さらに迫力が増します。観潮船で水面を間近に見上げる体験は、心震える感動を与えてくれるでしょう。

 

大歩危・小歩危：奇岩とエメラルドの吉野川

吉野川が刻んだV字渓谷は、紅葉シーズンを終え、冬の静寂が似合う景勝地です。奇岩とエメラルドグリーンの水面が織りなす景色は、まるで水墨画のような静けさで圧巻です。

 

祖谷のかずら橋：秘境の空気をじっくりと

シンプルな植物のつり橋が渓谷にかかり、秘境らしい空気を漂わせる人気スポット。冬は訪れる人が少なく、じっくりと秘境の景観を独り占めして楽しむことができる絶好の季節です。

 

 

出典：大歩危祖谷ナビ

まとめ — 寒さが教えてくれる、四国の特別な美しさ

冬の四国・瀬戸内は、華やかなシーズンにはない“静けさと透明さの美しさ”を体験できる特別な旅の時間が待っています。

透明な空気がつくり出す最高の景色、宿で味わうぬくもり、そして旬の味覚——。新たな一年を迎える前のリセット旅にも、心を満たすご褒美旅行にもぴったりです。

冬の瀬戸内・四国で、心解きほぐれる最高の癒やしの旅を楽しんでみませんか。